プロフィール

堺筋本町の歯科医院が作る、3つのマウスピース — スポーツ・睡眠・歯ぎしりに対応

年梅 一愛(かずあいデンタルクリニック 院長)

年梅一愛

大阪市中央区の堺筋本町のかずあいデンタルクリニックで、院長をしています、年梅 一愛(ねんばい かずあい)と申します。

医院は2026年でちょうど20年になります。

一般的な歯科治療に加えて、私が特に取り組んでいるのがマウスピース。マウスピースは「夜の歯ぎしり用」のイメージが強いと思いますが、実は大きく分けて3種類あります。

  • スポーツマウスピース — 歯を守る、競技中に踏ん張る力を引き出す
  • 睡眠時無呼吸症候群用マウスピース — 気道を確保していびき・無呼吸を緩和する
  • 食いしばり・歯ぎしり用マウスピース — 偏頭痛・顎関節症・歯のすり減りを和らげる

それぞれ、効果が出やすい方や保険適用の条件も違います。意外と知られていないので、3つのマウスピースを軸に、私の仕事のことをお話しします。

歯科医院として大事にしている、「長く付き合う」スタンス

堺筋本町はオフィス街でサラリーマンの方が多いので、出張や転勤で患者さんがどんどん入れ替わるような場所です。

ですが、患者さんの歯は一生ものですので、転勤の多い方でも『長くお付き合いする』というスタンスで診療に取り組んでいます。

少し虫歯があっても、長い目で見て、本当に必要なタイミングまで様子を見ましょう、と提案することの方が多く、選択肢を提示して納得してもらってから治療を行うことを大事にしています。

そのせいもあってか、転勤などで仕事場から当院が遠くなっても、引き続き通ってくださる方が多くいらっしゃいます。

メリット・デメリットも全部お伝えして選択肢を提示する。判断は患者さんご自身に委ねる。これが私のスタンスです。

年梅一愛

「なんでもかんでも治療する」よりも、「長く健康な歯でいてもらう」方を選びたいです。

3つのマウスピース

当院では、どの歯医者でも対応している治療やオーラルケアに加えて、マウスピースの作成にも力を入れています。

こちらでは、当院で扱っている3種類のマウスピースについて、それぞれご紹介します。

1

スポーツマウスピース

競技中に歯を守るのはもちろんですが、それだけではありません。食いしばる時に関節が固定されて、踏ん張る力が引き出されるのが、スポーツマウスピースの効果です。

食いしばる時の咬筋(こうきん)は、ふくらはぎのヒラメ筋と連動しているという実証実験の結果がありますので、スクワットや瞬発的に踏ん張る動きで効果を体感しやすいです。サッカー日本代表の遠藤航選手はマウスピースを使用することにより「球際に強くなった」と取材で話されています。

マウスピースの作りは競技別に調整します。例えば同じ格闘技でも、ボクシングは前歯を厚く後ろを短く柔術は寝技で食いしばるため噛む面積を広めに。トレーニング用はできるだけ薄く、というように。

競技によって、噛むときに力を入れる場所が違うことを理解した上で、マウスピースを作る必要があります。

マウスピースを使う競技は本当に多岐にわたり、さまざまです。以下では、当院のスポーツマウスピースを実際に使ってくださっている選手の方々をご紹介します。

中田恒平

プロスポーツモデル

中田 恒平

SSA2022大阪大会 優勝
SSA2025 プロ戦1位
クラス別日本一

佐藤陽成

サッカー

佐藤 陽成

コンサドーレ札幌

手塚基伸

プロ総合格闘技

手塚 基伸

第3代&7代
GRACHANバンタム級
チャンピオン

価格
自費(詳しくはこちらからご確認ください
紹介状
不要
向く方
格闘技・サッカー・ゴルフ・パワーリフト・短距離スタートなど、瞬発的に踏ん張る競技をする方

※ 走っている最中の有酸素運動は、むしろ食いしばらない方がいいので、長距離ランナーには向きません。

マウスピースの制作事例については、Instagramで発信していますので、ぜひ覗いてみてください。

Instagram:ねんばいマウスガード / スポーツマウスピース

2

睡眠時無呼吸症候群用マウスピース

いびきが大きい、寝ている間に呼吸が止まっていると言われる、昼間どうしても眠くなるといった方に効果があるマウスピースです。

仕組みはシンプルで、上下の硬いプレートを樹脂で固定し、下顎を少し前に出した状態で寝てもらうことで、気道を確保します。

マウスピースが気道を確保する仕組みの図解

このマウスピースは軽度〜中程度の睡眠時無呼吸症候群の方に限られます。とはいえ、軽度と言っても、1分以上呼吸が止まっていても軽度と診断されることがあるくらい軽度の幅が広いです。

当院では、本町メディカルクリニックの睡眠外来などと連携しています。

検査 → マウスピース作成 → 再検査の流れで、保険適用で対応できますので、まずは睡眠外来や耳鼻咽喉科を受診して、検査を受けてみてください。

価格
保険適用で約 10,000円
紹介状
必須(睡眠外来などからの紹介が必要)
向く方
軽度〜中程度の睡眠時無呼吸症候群と診断された方、いびきが気になる方

本町近辺では、保険適用のマウスピースを作れる歯科がほとんどないため、「自費で5万円」を勧められて困っていた方からの紹介が多いです。

3

食いしばり・歯ぎしり用マウスピース(夜間用)

「自分は食いしばっていない」と思っていても、寝ている間に強く食いしばっている方は、実は多いです。

糸切り歯がすり減っている方は、ほぼ確実に食いしばりがあります。

透明で柔らかいシリコン状のマウスピースを夜だけ装着することで、食いしばりの突き上げをクッションのように緩和します。

食いしばりが頭痛・顎関節症に与える影響と、マウスピースによる緩和の図解

食いしばりの根本原因は、ストレス・遺伝・癖・寒さ・季節など諸説あって、はっきり特定できないのが現状です。だからこそ、対症療法であってもマウスピースで影響を緩和する意味が大きいです。

価格
保険適用で約 4,000円
紹介状
不要(直接ご相談ください)
向く方
偏頭痛・顎関節症・知覚過敏・歯のすり減りや歯茎の痩せが気になる方

食いしばりや歯ぎしりで悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。

こんな方ならお力になれます。ぜひご相談ください

ここまで読んでいただいて、もし「自分が相談したいな」と思ったり、「こういう状況の人がいるな」と思い浮かんだ方がいたりしたら、ぜひお話の機会をいただけたら嬉しいです。

スポーツマウスピースで力を発揮したい方

格闘技・サッカー・ゴルフ・パワーリフト・短距離など、瞬発的に踏ん張る競技をされている方。競技別に調整して、踏ん張る力を引き出すマウスピースを作ります。

いびき・睡眠時無呼吸が気になる方

配偶者やご家族から「呼吸が止まっている」と言われた方、CPAPは大変そうと感じている方。睡眠の悩みを解決したいという方も歓迎です。

食いしばり・歯ぎしりがある方

偏頭痛・顎関節症・歯のすり減りで悩む方。保険適用、約4,000円で対応できます。

マラソンも、患者さんとも、長く続けていきたい

最後に、私の話を少しだけ。

趣味はジョギングで、毎年大阪マラソンに出場しています。

マラソンを走ることと、患者さんと長くお付き合いすることは似ているように思います。

市民ランナーのマラソンは勝ち負けではなく、それぞれの目標に向かって走ります。

沿道の応援やボランティアの方、ランナー同士もみんな仲間で、いわばチームプレーです!

この経験が、患者さんのスタイルに寄り添い治療する気持ちの原点になっていると思います。

これからも堺筋本町でずっと続けていけたらなと思っています。

年梅一愛

歯のことで気になることがあれば、まずは気軽にお声がけください。一緒に考えます。